2016winter

あたらしい楽器をつくり、体験するフェス

2017.1.15〜1.16 京都精華大学 対峰館 T-421

協賛

第二回目となる今回は音楽コースとの掛け合わせで、「あたらしい楽器をつくり、体験するフェス」というテーマでハッカソンを行いました。
開催当日の京都精華大学は大雪。2日目は窓から見える景色がすっかり雪景色で、雪が吹雪くのを見ながらの作業になりました。 そんな今回のセイカハッカソンのレポートを詳しくお届けしたいと思います。

2日目発表会の様子

今回も日程は2日間で行いました。1日目の午前から昼にかけてはアイデア出しや企画、夕方にかけては、楽器の見た目を実際に作ったり、littlebitsやProccessingといったセンシングの機械、ビジュアル表現のソフトを使っての制作を行って行きます。

proccessingはプログラミングをある程度勉強しないと扱えないものですが、Littlebitsは誰でも簡単に操作できるので、いきなりハッカソンに参加した人でも扱えるデバイスになってます。

センサー×精華大生の表現力でどんな作品が生まれたのでしょうか!それでは当日の様子を覗いていきましょう。


まず初めはセイカハッカソンの説明と、アイスブレイクです。

アイスブレイクは、はじめて会った参加者同士に打ち解けてもらって、後の制作をスムーズに進めてもらうためですが、ただ単に打ち解けてもらうだけでなく、制作のアイデア出しにも繋がるような内容になっています。

「好きなものワークショップ」ということでおこなったこのアイスブレイクは、とにかく自分の好きなものをたくさん書き出してもらうワークショップです。
与えられるテーマは「好きな色」や「好きな食べ物」、「好きなマンガ」など、様々。
好きなものをふりしぼって出すことで、自分でも気づかなかった”好きなもの”がでてきます。

ここで出たものは後の制作アイデア出しにも活かすことができます!あたらしい楽器を制作するといっても、何もない状態だとアイデアを出すのも難しいですが、このワークショップで出た”好きなもの”同士を組み合わせることで、アイデア出しもしやすくなるのです。


続いて、今回使う機材について説明していきます!

ピンクや緑、青など色々な色のモジュールを組み合わせて、LEDを光らせたり、音を出したり。

まずはLittlebitsです。Littlebitsは様々な機能を持ったモジュール同士をパズルのように組み合わせることで、簡単に楽しく電子工作をできるKORGから発売されている商品です。

子どもでも扱えるぐらい簡単なので、遊ぶ感覚で制作することができます!

メンターの先生も遊んでます…

公式サイト:littleBits(リトルビッツ)

Littlebitsについて詳しくはこちらの公式サイトをご覧ください!
次回もLittlebitsを使う予定なので、興味あるけどなかなか手を出せないという方は是非次回のセイカハッカソンに参加してくださいね!


次に紹介されたのはTWE-LITE!

10円玉ぐらいの大きさの、とても小さいセンサーです。
何をするセンサーかというと。。。

この湯呑みにはTWE-LITEが装着されています。
TWE-LITEは角度や加速度(今どれだけ進んでいるかの値)を無線で発信できるデバイスなのです。

この動画のように、PCなどと繋げることで、音楽を演奏したり、使い方によっては動きに合わせて模様を表示したり、簡単なゲームのようなものをつくることもできます。


そして最後はProccessing。
先ほど紹介したLittlebitsやTWE-LITEから送られてきたデータを処理して、音を出したり、ビジュアルを表現する役割を果たすソフトです。
メンターの先生が直接その場で教えてくれます。少し技術力を必要とするため、各チームに割り振られたプログラマーの参加者が代表してこの作業は行います。


さて、ワークショップ、機材の紹介が終わったところで、各チーム制作作業に入っていきます。
ここからは各チームごとの作業!

買い出しに行くチームもあれば、早速作業をはじめるチームも…

機材だけじゃなくてお昼ごはんもでます!
たっぷり食べて昼からの制作もがんばってください!


1日目が終わったら中間報告。

各チームの進捗を簡単にそれぞれ発表してもらい、メンターの先生からアドバイスをもらいます。
順調に各チーム作業が進んで、音が鳴るものはできた様子。
2日目にかけて、楽器としてのクオリティをあげていきます。


2日目です。
1日目も雪が降っていましたが、2日目はその雪が積もりに積もって大変なことに…
ハッカソンの開始時刻も1時間ほど遅れての開始になりました。

雪にも負けず、作業は続いていきます。

わからないところがあれば随時先生に聞いて作業を進めていきます。

なにか怪しげなものも登場してきます…

かなり形ができてきました!


夕方になり、いよいよハッカソンも終わりが見えてきました。
最後は審査員の方の前で最終発表をしてもらいます。

審査員には、今回協賛していただいたDeNAさん、softdeviceさんの代表の方に加え、普段からこのような電子工作を用いた作品製作の活動をされているテクノ手芸部の吉田さん、そしてメンターのみなさんにも担当していただきました。


最終発表で発表した各チームの作品を紹介していきたいと思います。

チーム・コロコロコミック

バットを使った作品ですが、野球とか振り回すなどではなく、くるくるバットに使うという斜め上の発想!
バットでくるくる回るとバットの先端についたセンサーが反応してなんとも不思議な音がなります。
身体の動きが大きい楽器です。

チーム・グルームギター

ほうきを使った作品で、ほうきの下の部分をギターのように触るとかっこいい音が鳴ります。
子どもの頃小学校の掃除の時間によくやりがちなあの動きで作品を作りました。魔法少女がテーマで、演奏に連動した動画も再生されました。

チーム・カサテット

4本の傘を使った作品。
傘ひとつひとつに、ホルンやバイオリンなど、楽器が割り振られていて、同時に演奏することで四重奏(カルテット)が実現できるというものです。
様々なセンサーを駆使して作品を作りました。

チーム・キュート

スリッパを使った作品。
スリッパを履いて歩くとネコの鳴き声が鳴るという作品。残念ながら、最終発表の時は機材トラブルで上手く演奏できなかったものの、見た目にこだわりがあってとてもキュートな作品でした!


まずは、各チーム、ソロで演奏してもらい、楽器の説明をしてもらいます。

スリッパやほうきなど、色んな道具にセンサーを取り付けて楽器にしています!

こちらのチームは4つの傘から異なる楽器の音を出し、四重奏にチャレンジしました。
時々音が鳴らないですが、無事動作はしているようです!

各チームの発表が終わったら、全員で演奏会!
音楽に合わせて、演奏をしてもらいました!


演奏会が終わったら、審査員の方に実際に楽器に触れて楽しんでもらいます!
その様子がこちら!操作方法など実際に説明してもらいながら楽器を楽しんでいただきました!


そして、最終結果発表!

最優秀賞に輝いたのは「チーム・カサテット」でした!
ホルンの音がまるで本物のように鳴らせれたり、傘が持つ機能をよく引き出せていた点で評価が高く、最優秀賞に選ばれました。

チーム・グルームギターとは1票差でした!!

チーム・カサテットにはAmazonギフト券1万円分が贈られました!


セイカハッカソン2016winter 集合写真

いかがでしたでしょうか。セイカハッカソンは例え技術力がなくても、例えば見た目の装飾、作品のアイデア出し、チームのスケジュール調整など、製作できることはたくさんあります。

今回は映像コースや音楽コースの方に参加していただきましたが、もっと他のコースもさらにコラボすることで、さらに面白いアイデアや作品が出て来ると思います。

日本画コース、陶芸コースなど、どう関わればいいかわからないという人も是非気軽に参加してください。
技術的には普段学んでることを活かせなかったとしても、知識の面では何か活かせるかもしれません。
思いとどまっているとしたら、まずは一度参加してみてください。
思いもよらない出会いや発見があるかもしれません。